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【検索用 あしかかもしか 登録タグ 作あ 作あさ 作り手】 + 目次 目次 特徴 リンク 曲 CD 動画 関連タグ内の更新履歴 コメント 【ニコニコ動画】%E3%81%82%E3%81%97%E3%81%8B%E3%82%82%20%E3%82%AA%E3%83%AA%E3%82%B8%E3%83%8A%E3%83%AB 特徴 作り手名:『あしかかもしか。』 2021年6月、「スポットライト」にてボカロPデビュー。 使用合成音声は初音ミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、KAITO、MEIKO、IA、Fukase、(氷山キヨテル、kokone ※Twitterのみ)。 「ほら、見えるでしょう?」が "一緒に作ろう!「初音ミク」新作ゲーム第4弾 みんなのBGM大募集!!" に採用。 →Nintendo Switch 初音ミク 新作ゲーム「不思議なホシと願いのかけら」に収録。 「風待つ夢へ」が "RADIO MIKU" 11/4の放送でOA。 「Midnight Surf」が "プロジェクトセカイWEBラジオ セカイ・ステーション#20" にてOA。 →"MIKU EXPO 2023 VR"にて演奏。 東京音大卒 音楽科の教員免許を所有しており、私立高校講師(?)。 KARENTに所属 リンク YouTube piapro Twitter 曲 Midnight Surf NOISE boo ROCKy 風待つ夢へ ほら、見えるでしょう? CD まだCDが登録されていません。 動画 関連タグ内の更新履歴 + 関連タグ内の更新履歴 関連タグ内の更新履歴 ※「あしかかもしか。」「あしかかもしか。CD」タグ内で最近編集やコメントのあった記事を新しい方から10件表示しています。 ほら、見えるでしょう? Midnight Surf NOISE boo ROCKy 風待つ夢へ コメント 「風待つ夢へ」が大好きです!この方の曲、VOCALOID愛が感じられる -- なりあさ! (2022-08-25 14 56 42) 名前 コメント
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きみはペテン師 翌日の昼休み、仁王はテニス部の部室へと向かっていた。ちょっとでも昼寝をしようという腹づもりなのだが、丁度通りかかった囲碁部の窓が開いていて、中を覗くために歩く速度を緩めた。 案の定、教室で見かけなかった汐屋の姿がそこにあり、真剣な表情で碁盤に向かっていた。その向かいで相手をしているのは柳生だ。 何じゃ、2人で囲碁かいの。優雅なもんじゃ。 見知った2人に仁王は窓に手を添え声をかける。 「よお。休み時間じゃいうのに、熱心じゃのう」 「仁王君ですか。どうかしましたか?」 そう尋ねたのは柳生だった。 「別に、昼寝でもしよう思うて部室に行く途中じゃ。ほんでお前さん達を見つけたから声かけたんじゃ」 「そうですか。仁王君も一緒にどうですか? 面白いですよ、囲碁」 「将棋は得意じゃが、囲碁はどうも俺には合わん。部室で寝とるけん、帰る時に起こしてくんしゃい」 「それは残念です。汐屋さんは教え方がお上手なので、あなたもやれば面白いと思ったのですが」 「柳生君、無理に誘ったら駄目だよ。休み時間が終わる前にテニス部に起こしに行くから」 何故か囲碁をするよう勧める柳生を制し、汐屋が仁王を逃がしてくれた。 「すまんのぉ、それじゃ、おやすみ」 「はい、おやすみなさい」 「おやすみ」 仁王を見送ると、すぐに柳生と汐屋は向かい合い、パチパチと囲碁を再開した。 テニス部へ向かって歩きながら、仁王はやっぱりあの2人はお似合いだと考える。 それから部室に入りソファに横なって目をつぶった所で、仁王はとんでもなく面白いことを思いついたのだった。 ~~~ 地区大会予選が始まった。 仁王達立海大附属は言うまでもなく、楽々初戦を勝利した。 荷物を片付け帰り支度をしていると、柳生が携帯で誰かと話していた。 「ーーーそうですか、それは良かった。では、次は夏休みに入ってからの全国大会ですね。ーーーええ、私達も勝ちました。はい。ありがとうございます。汐屋さんこそ、おめでとうございます。ーーーそれではまた」 どうやら汐屋と話していたようだ。内容から察するに、汐屋も無事大会を勝利したらしい。 「汐屋はなんて?」 「ああ、仁王君。汐屋さん達も優勝したそうですよ。今度は全国大会です。そうそう、仁王君にもおめでとうと伝えてくださいと言付かりました」 「ほうか、そりゃどうも」 荷物を担いで歩き出した柳生のバッグから、仁王はこっそり携帯を抜き出した。 素早くアドレスを呼び出し、汐屋の番号とアドレスを見つけると、自分の携帯へ送信する。 「ほうじゃ、帰りにファミレスでも寄って、何か食って帰らんか?」 ポン! と柳生の肩を叩きながら、バッグに携帯を戻す。 「これから学校に帰って練習ですよ? 聞いてなかったんですか?」 「真田のやつ、そんな事言うとったか?」 「まったく、あなたという人は」 やれやれ、と眉を寄せる柳生に、仁王は心の中で謝った。 すまんのぉ、柳生。これも俺の好奇心の為じゃ。 学校も夏休みに入る直前、中間考査が行なわれている学校内は部活は休みとなっていた。嫌な試験も明日で最後。仁王もこの時ばかりは少しだけ部活が恋しかったりする。 珍しく図書室で残って試験勉強をした仁王は、部室に置きっぱなしにしていた英和辞典を取りに部室棟までやってきていた。別に辞書がどうしても必要という訳ではないのだが、この際家に持って帰っておこうと思ったのだ。 目的の辞書を手に取り、渡り廊下を歩いていると、囲碁部からパチパチと石を弾く音が聞こえてきた。 誰かおるみたいじゃのぉ。 特に気にもせずに通り過ぎようとした時、少し開いていた窓の隙間から見えたのは汐屋の横顔だった。 意味も無くドキリとする。 一瞬足を止め、辺りを伺った。誰もいない事を確認すると、静かに窓に手を掛けて汐屋に声をかける。 「よお、熱心じゃのお」 「あれ、仁王君。どうしたの? 今日部活お休みでしょ?」 「そのセリフ、そっくりそのままお返ししちゃる」 「私は、夏休みに入ったらすぐ全国大会だから、ちょっとでも打っておこうと思って。家じゃゆっくり打てないし」 「ほうか。兄妹が邪魔するんかの?」 「うん。弟と妹がいるから」 そう言えばこの間、真田が汐屋には小学校低学年の弟と妹がいると言っていたのを思い出す。 「碁石をばらまくんじゃろう?」 「そうなの。あとは碁会所があるけど、あそこってタバコくさいから……」 「なるほど……でも一人でやってても練習になるんか?」 「うん、棋譜っていって、前に対戦した記録が残ってて、それを並べたりするだけでも結構いい勉強になるの」 「ほお」 「今並べてるのは100年くらい前のやつなんだけどね」 「100年」 「あ、ごめん。変な話しで引き止めちゃって」 「いや、ええよ」 仁王は笑顔を作ると、それじゃあと手を挙げた。 「ほいじゃあ、頑張ってな」 「ありがとう」 笑顔で仁王に答えると、汐屋はすぐに碁盤に意識を集中させた。 本当に囲碁が好きなんだと伝わって来る。 そこでふと、足を止めて窓の所へ戻ると、 「すまん、汐屋。ひとつ聞いてもええかの?」 「どうしたの?」 「お前さん、囲碁の大会が終わったら暇、あるんか?」 「今度の決勝も夏休み中だからね……。今の所何も予定はないけど。どうして?」 「いや、ちっと聞いてみただけじゃ。ほいじゃあ」 「うん」 よしよし、これで計画を立てやすくなった。 仁王は一人ほくそ笑んだ。 続く… 次へ → きみは〜.6 お帰りの際は、窓を閉じてくださいv 立海大トップに戻る
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567 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/11/29(月) 11 21 22 ID ??? 相方の腹の調子までわかるのはちょっとヤだなwww 568 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/11/29(月) 12 08 48 ID ??? オルバ「僕達が共有するのは、それだけだと思うのかい?」 シャギア「痛みも苦しむも共に有するからこそ、この兄弟の仲なのだ」 オルバ「そうだね、兄さん」 569 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/11/29(月) 14 10 30 ID ??? 568 つまり、どちらか片方がニャンニャンしても、もう片方に筒抜けなのか…… 570 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/11/29(月) 14 44 35 ID ??? 光のカリスト「私達のどちらかが犬のうんこを踏んだ時も」 影のカリスト「相方にも踏んだ感触や臭いが伝わるのさ……!」 トビア「お前らも大変なんだな……」 ギリ「踏まないようにすればいいだけだろ」 571 名前:通常の名無しさんの3倍 :2010/11/29(月) 19 44 44 ID ??? 光のあしゅら男爵「私達のどちらかがあしゅら男爵と言われた時も」 影のあしゅら男爵「相方にもそう言われてるのが聴こえるのさ……!」 トビア「お前らそこに書かれた名前も……」 ギリ「やああしゅら男爵お揃いだなw」
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ありがたいリンクをとにかくはりつけまくります コンピュータ将棋協会http //www.computer-shogi.org/ コンピュータ将棋協会bloghttp //www.computer-shogi.org/blog/ よい記事ですhttp //www.computer-shogi.org/blog/chronicles_of_wcsc18/#more-84 コンピューター将棋のwikihttp //shogi.yaneu.com/ http //usapyonsoft.jp/shogi/wiki/ bitboard関連craftyの概略についてYSSの人が書いてるページ←ごめんなさい。よく読んだらbitboard関係なかった。並列化の手法について書いてあります。 craftyのソースがダウンロードできます craftyのドキュメント RotateBitmapsとやらについて書いてある ビットボードを用いたコンピュータ将棋実装法の評価 USING BITBOARDS FOR MOVE GENERATION IN SHOGI 初音ミク初音ミクと学ぶコンピュータ将棋 これ面白いかもこの中にあるfloodgate観戦室っての モンテカルロ法YSSと彩のページからのリンク
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lv142022061 22 18~ 01 sm15538617 【KAITO】 ウィーアー! / きただにひろし / あずまっくすP 02 sm21062466 【KAITO】後追い自殺に定評のあるみっちゃん【カバー】 / 03 sm21110295 【KAITO V3 オリジナルPV】硝煙と、追憶の彼方 (カイパラF-17,18) / ねこしえーたー, 或瀬沙和 04 sm19388063 【KAITO】サリシノハラ【VOCALOIDカバー】 / 音知P 05 sm19440113 【KAITOカバー】echo【歌わせてみた】 / 06 sm20480830 【きゃりーかいとかいと】にんじゃりばんばん【KAITOカバー】 / sat1080 07 sm17806276 【Project DIVA】KAITOが「千本桜」をルー語でシング ダンスにトライ【EDIT PV】 / ← part1352 | part1353 | part1354 → 曲順・抜け等、ミスありましたら修正お願いします。 編集方法がよくわからないようでしたら、以下に記入ください。気付き次第修正します。 名前 コメント
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はりきりダッシュ 常時SP10%Upし、被ダメージ10%増加 Lv.50 LP 330 AT 95 DF 95 SP 0 評価
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あしがくぼ 西武鉄道 埼玉県秩父郡横瀬町芦ヶ久保 西武秩父線 正丸←→横瀬
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てけてけ。てけてけ。てけてけ。 てけてけ。てけてけ。てけてけ。 てけてけ。てけてけ。てけてけ。 速い! 速すぎる、絶対におかしい! だってついさっきまで、この子の姿はよく見ないとわからないくらい遠くにあったはずなのに! それがなんで、ほんの何秒かでこんなに近づいてるの!? 絶対、人間じゃない! ――おばけだ! 「ひ、ひーちゃん、おいつかれる!」 「おちついて!」 この状況で落ち着いていられるわけない! セーラー服の子……もといおばけの持っている鎌は、おばあちゃんの家でも見たことがないようなとても大きいものだ。 昔読んだこわい絵本に書いてあった、《しにがみ》って名前のおばけが、確かこんなものを持ってたっけ。 なんでそんなおばけがこんなところを彷徨いてるのか、わたしにはわからない。 夜だからなのかもしれないし、もっと別な理由があるのかもしれない。 だけど今は何よりも、この《しにがみ》から早く離れないと! わたしもひーちゃんも、死んじゃう! 殺されちゃう!! 「りっか、こっち!」 「わ、わ……!」 ひーちゃんに強く手を引かれて、わたしは思わず前につんのめってしまう。 目の前の細い曲がり角に、ほとんど無理矢理といっていいスピードでわたしごと飛び込んだ。 転ぶ時によくある体が浮くみたいな感覚にひやりとするけれど、その一方でひーちゃんの考えに「なるほど!」と納得した。 ひとりで学校に通うようになった頃。ひとりで遊びに行くようになった頃。 おとなはみんな、口をすっぱくしてわたしに言った。 ――くるまはきゅうにとまれない(・・・・・・・・・・・・・)。 多分どこのおうちも同じだろう。 車は速い。だからいきなり止まろうとすると、なんとかっていう力が邪魔をして、絶対にうまく止まれないんだって。 「はしるよ!」 振り向いている暇はない。 ひーちゃんの手をぎゅっと力いっぱい握って、離さないようにして、わたしは走る。 だから、ひーちゃんのアイデアが通じたのかどうか、正確にはわからない。 わからないけれど、さっきまでのペースで追いかけられていたら、今頃わたしたちは真っ二つにされていたはずだ。 それがまだ無事だってことは、多分うまくいったんだと思う。 必死で走りながら、わたしは言った。 「ひーちゃん、っ、すごいね! あたまいい!」 「おはなしはあと!」 「ごめんなさい!!」 そうだ、まだ終わってない。 てけてけ。てけてけ。てけてけ。 少し距離は離れたけど、まだあの音が聞こえてる。 逃げよう。逃げ切るんだ。 おまわりさんのところまで。 わたしたちは走る。 空は墨で塗ったみたいに真っ黒な夜。 お星さまのきらめきだけが、そこを彩っている。彩ることを許されている。 ■ 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」 「だいじょうぶ、りっか」 ひーちゃんがわたしの背中をさすっている。 息が切れて、のどが痛い。 足が重くなって軋んでいるのがわかる。 スタミナ、っていうんだっけ。 とにかくそういうものが、全力で走ったからすぐに切れてしまったみたい。 「あ、あれ、おばけ……だよね?」 「たぶん……もしおいつかれたら、あぶないね」 「だね」 棒きれなんかあれば、防ぐことも出来るのかもしれないけど。 それごと真っ二つにされちゃうかもしれないし、さすがにこわい。 でも、どうしよう。 ここからずっと、あの子から逃げながら進まなきゃいけないのかな。 「ひーちゃんものどかわいたでしょ」 「え? あ、うん」 「じどうはんばいきとかあればいいんだけどな……あ、でもおかねないや」 おばあちゃんと一緒に駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんに行った時に、持ってたお小遣いはほとんど使っちゃったんだった。 水が飲みたいけれど、ないものねだりでひーちゃんを困らせるのもよくない。我慢しよう。 「りっか、ほんとにだいじょうぶ? もしあれだったら、ぼくがおんぶするよ?」 「だいじょうぶ。それにおんぶなんかしてたらそれこそおいつかれちゃうよ。 さっきみたいにいろいろかんがえながらにげれば、ぜったいなんとかなるって」 「そうだといいんだけど……」 ひーちゃんはわたしより行動力があって頼りになるけど、ちょっと心配性みたい。 たぶん頭もわたしよりずっといいんじゃないかなって思う。 もちろん頼りきりじゃいけないし、わたしにできることを探していかなきゃ、だけど。 ――と、そんなことを思っていると。 地面に突いたわたしの手が、なにか硬いものに触った。 「あれ?」 拾い上げてみると、それは分厚い本。 本屋さんで買ったら、結構な値段がしそうだ。 少なくともわたしたち小学生のお小遣いくらいじゃ、とても手が届かないくらいの。 「ひゃっかじてんみたいだね?」 「だれかがおっことしたのかな?」 「おとすようなサイズじゃないとおもうけど……」 厚い本なだけあって、ずっしり重い。 確かにこれを落として気づかないのは、いくらなんでもぼんやりさんが過ぎる気はする。 表紙についた砂ぼこりを手で払って、本の表紙に視線を落とす。 「なんかかいてある」 「よめる?」 「うん。ふりがながふってあるから」 よんでみる? とわたしが聞くと、こくんとひーちゃんが首を縦に振る。 どれどれ。夜道は暗いけど、電気がないわけじゃないから字を読むくらいはお茶の子さいさいだ。 まあ、ちょっと目を凝らす必要はあるんだけど。 「《真・日本妖怪大全》」 ……。 わたしたちは顔を見合わせた。 「こんなゲームみたいなことってある?」 「わかんない……けど、なにかのやくにはたつかも。 《ようかい》って、おばけみたいなもののことをいうんでしょ?」 まるでお助けアイテムだ。 ゲームの世界に放り込まれたみたいな、あからさまなイベント。 さすがのわたしも、少し疑ってしまう。 それともこの町……如月って、そんなに山ほどお化け……もとい妖怪がわんさかいるところなの? 「いまはあの《てけてけ》っておともきこえないし……ものかげにかくれて、よんでみよっか」 不安なのか拍子抜けなのかよくわからないような気持ちのまま、わたしたちは建物の陰に隠れて、妖怪大全とやらに目を通してみることにした。 本のページ数は、終わりの方をちらっと見てみたところによるとなんと1545ページもある。 もちろん、こんな量をいっぺんに読むなんて無理だ。 だから目次を使って、気になるところだけちょこちょこ見てみることにした――の、だけど。 「ねえひーちゃん、これ(・・)――」 「……えっ」 目次に、無視できない文字があった。 正しくは文字というより、その擬音だけど。 わたしがその文字を指で示すと、ひーちゃんも驚いたように目を見開いた。 「「《てけてけ》」」 ――真・日本妖怪大全、第987ページ てけてけ。 北海道は室蘭、極寒極まる冬の只中で生まれた現代妖怪。 歴史は浅いがその怨みは非常に深く、一度でも目を付けられたなら逃げ切るのは至難。 元々これはどこにでもいる普通の少女であった。 しかしながら、彼女はある夜に突如その命を奪われる。 列車の事故だった。少女の体は上下に切断されるが、あまりの寒さに切断部分が凍結。下半身を失ってなお、暫く生存していたという。 もしも少女が即死していたなら、この妖怪は誕生していなかっただろう。 激痛と絶望に満ちた最後の時間を与えられてしまったが故、少女はこの世への憎悪と、失った足への欲望に満ちた怪物と成った。 彼女は現実の理屈を超えている。 自動車の全速力すら追い越す速度。 狙った獲物を永遠に追い回し続ける執念。 ここは《如月》。永劫に酩酊する無間の町。 これもまた、無間を彷徨う虜囚の一。 終わらぬ夜の住人。満たされぬ夜の狩人。 ライダーの霊基を持つ、サーヴァントである。 「さーばんと?」 見慣れない、耳慣れない単語に思わずわたしは首を傾げてしまう。 あと書いてある内容が難しすぎて、正直半分くらいしか自信を持ってわかったとは言えないのが悲しい。 でも――あのお化けがすごくかわいそうな子だってことはわかった。あと、すごく危ないお化けだってことも。 あ……お化けじゃなくて《妖怪》なんだっけ。 「さーばんとってなに?」 「しっ」 ひーちゃんなら知ってるかな? そう思って聞いてみるけど、彼女は答えではなく、静かに、というジェスチャーを返してきた。 わたしはとっさに口を噤んで、そしてあの音を聞く。 てけてけ。てけてけ。てけてけ。 てけてけ。てけてけ。てけてけ。 てけてけ。てけてけ。てけてけ。 ――夜が鳴っている。 ――悲しい、夜が。 「にげないと!」 「うん」 てけてけは狙った獲物を逃さない。 本には、そう書いてあった。 とはいっても早く逃げないと殺されちゃうだけ。 まるで、終わらない鬼ごっこだ。 「……りっか、まって!」 ひーちゃんの手を引いて駆け出そうとした、その時。 ひーちゃんはぐっとその場に踏み止まって、わたしにそんなことを言う。 「ひーちゃん、いそがないと!」 「……これ」 ひーちゃんはわたしに本を見せる。 てけてけのページ。彼女の指は、その下の方を示していた。 「もしかしたら、つかえたりしない?」 てけてけは恐ろしい妖怪だ。 しかし、その場しのぎでもいいのなら逃げる手段は存在する。 それは彼女の弱点。 てけてけから逃げ切るためには―― 真名判明 如月のライダー 真名 てけてけ BACK TOP NEXT 第一節:きさらぎ 無間暗黒迷界 如月 第三節:おまもり
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パプリカ
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あしたもいっしょ 戦闘中一回、味方LPが40%以下の時、ODゲージが30%回復 Lv.50 LP 240 AT 105 DF 95 SP 0 評価